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Archive for 1月, 2020

奈良マラソン参戦記

月曜日, 1月 6th, 2020

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あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

本稿では,12月上旬,髙田脩平が奈良マラソンに参加してきたご報告にお付き合いください。

遡ること10年近く前,司法試験の勉強を始めたばかりの私は,一日中机に向かう生活に「このままではいかん!」とランニングをはじめました。とはいっても,モチベーションがないままに動き出すのも辛いので「年に1回はフルマラソンを走る!」と決めてスタートしたのです。

たしかにそれ以来,毎年フルマラソンを完走しており,大阪・京都・神戸はもちろん,はるばる沖縄にまで遠征したこともありました。ただ,毎回,練習不足のままぶっつけ本番に近い状態で挑むため,ゴールした後には「もう二度と走らん…」と強く思うのです(これは市民ランナーあるあるかもしれません…)。

それでも自分が忘れっぽい性格だからか,あるいはランナーズハイになる感覚が忘れられないからか,3か月もすると次の大会にエントリーするという繰り返しになっています。

今シーズンは東京マラソンや大阪マラソンに応募したものの,相変わらず高い抽選倍率のおかげで軒並み落選した結果,申込みの先着順でエントリーできる奈良マラソンを走ることになりました。(とはいえ,奈良マラソンも申込み開始から30分程度で1万人を超える定員が埋まってしまうほど人気の大会です)。

さて,いよいよ当日。スタート時は曇り空でしたが,ランナーにとっては寒すぎず暑すぎず,走りやすい環境となりました。

奈良マラソンのコースは鴻ノ池陸上競技場がスタート。平城宮跡や奈良公園を通って天理まで南下し,25キロ過ぎで折り返した後,競技場まで戻ってくるというもの。

序盤は風光明媚なコースで観光気分を味わえるのですが,17キロを過ぎた頃から天理市の折返しに向けては一気に急勾配の山間部を走ります。私が奈良マラソンを走るのは2014年に続いて2度目。

前回は山登りで一気にスタミナを奪われ失速したので,今回は序盤から無理せず淡々と走った結果,なんとか折返し地点までたどり着きました。

折り返してすぐのところ,天理大学の敷地内では温かいお汁粉が振る舞われるため,多くのランナーが足を止めて一休みします。私もここで初めて足を止めて美味しいお汁粉をいただくと,もう動けません!

再び走り出したものの,一気にペースが落ちてしまいました。

コースの沿道では忌野清志郎にインスパイアされた?奈良マラソンの名物おじさんが大音量で歌っていたり,子どもたちがハイタッチしてくれたりと,たくさんの応援をいただくものの,30キロ過ぎにガス欠となった私の足は重いまま・・・。

いわゆる30キロの壁に見事に正面衝突しました。あまりに疲れた顔をしている私をみかねてか,なんと,コース上では有森裕子さんとハイタッチしてもらうことができました。

というわけで,終盤はもはやタイムなんて気にしていられず,なんとか完走を目指しつつ,途中で振る舞われている三輪そうめんなどを軒並みいただくという食べ歩きツアーと化してしまいます。

結局,過去2番目に遅いタイムでなんとか完走となりました。走り終わってまだ1か月。

ようやく完走直後の「もう二度と走らん…」という気持ちも収まってきたので,2020年は心機一転,しっかり練習してまた挑戦しようと思います。

みなさんも運動不足解消にいかがですか。