ジャズについて
- 2021年12月14日
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私が高校生の頃,「バード」という,クリント・イーストウッド監督によるジャズサックス奏者のチャーリー・パーカーを描いた映画がありました。
その映画をみたことがきっかけで,私は一気にジャズ・ファンになりました。
特にチャーリー・パーカー(アルト・サックス)と,ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)が 大のお気に入りでした。
超絶技巧というべき激しさと,その奥に感じられる深い哀愁に夢中になった思い出があります。
コロナ禍になってから,久しぶりにジャズをじっくりと聴きましたが,若い頃とは好みが変わり,より落ち着いたクールな音楽を求めるようになりました。
その中で出会ったのが,スウェーデンのジャズ・ピアニスト,ラーシュ・ヤンソンです。
ヤンソンの奏でる曲は,いかにも北欧といった静かで優しいもので,一瞬,カフェでよく流れているような,ありふれたものにも感じられます。
しかしよく聴いてみると,何度聴いても飽きのこない,独特の深い味わいが感じられ,すっかりハマってしまいました。
正に静かな感動を与える癒しのジャズで,特にカバー写真(絵は孫娘のヒルダさんによるもの)を引用した「モア・ヒューマン」というアルバムがお勧めです(レーベル:Savvy/Spice of Life)。
また,「BLUE GIANT」という漫画も紹介します(石塚真一・小学館。末尾に引用の画像は単行本1巻の表紙)。
これは,ジャズサックス奏者を目指す少年の成長物語ですが,その迫力のある表現で,実際に音楽が聞こえるような錯覚を覚えます。
現在も,プロになってからの海外での活躍を描いた続編が,「ビッグコミック」で連載中です。
とにかくカッコいい作品ですので,お勧めです。