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Archive for 2月, 2014

競馬訴訟の経過報告

火曜日, 2月 25th, 2014

競馬により得た所得に多額の課税がなされた事案について,各方面から,経過のお問い合わせを受けておりますので,このブログで報告いたします。

まず,単純無申告犯に問われている刑事事件については,昨年5月23日に大阪地裁で判決(所得金額について弁護人の主張を認めた上で,懲役2月,執行猶予2年)がなされましたが,その後,検察官が控訴し,現在,大阪高等裁判所に係属しています。

その控訴審の経過については,検察官から平成25年10月18日に,控訴趣意書が提出され,同年12月24日に,弁護人から答弁書を提出いたしました。

平成26年3月12日午前10時30分に,大阪高等裁判所201号法廷で,第1回控訴審の期日が行われます。

証人尋問や被告人質問の予定はなく,検察官,弁護人双方がそれまで提出した書面を陳述します。おそらく,そのまま弁論終結となるものと思われます。

控訴審判決の時期は,未定です。

他方で,大阪地裁に課税処分の取消しを求めて提訴している税務訴訟については,次回は,本年3月7日に期日が開かれ,国側の反論書面が提出される予定です。こちらは,弁論終結の見通しは不明です。

納税者側としましては,一日もはやい解決を望んでおります。