法曹と俳句
- 2014年01月21日
- その他法律
私は,「雲の峰」という結社に所属し,朝妻力先生の指導を受けて,俳句を学んでいます。
俳句は,季節の風物,行事などの勉強になりますし,何よりも,限られた語数で伝えたいことをいかに伝えるかということで,日本語の訓練になります。
私も,打合せのときには,できるだけ,長々と説明はせずに,「要するに,こういうことです。」,「端的に,こうなります。」というように,いかに短く,わかりやすく説明するかに,心を砕いています。
俳句の勉強も,こういう面では,仕事の役になっているかもしれません。
まだまだ未熟なため,いい句はなかなかできませんが,仕事に関連して私が作った俳句をいくつかご紹介します。
(春~夏)
独立の決意揺るがず初燕
水色のロゴに決まりて夏に入る
コメント:事務所独立のときの句で,少し前のことですが,思い出深いです。
(秋~冬)
厄年を開所祝の新走り
独立もはや一か月新生姜
尋問の資料揃ふる今朝の秋
難しき依頼のありて虫時雨
刑法の本かたづけておでん食ぶ
激論の合間のホットミルクかな
三日はや六法全書開きをり
仕事や法律のことでも,巧拙はともかくとして,このように見れば,それなりに俳句になっているようです。
詩にしてしまうと,自分を客観視しますので,ストレスが軽減されているような気がします。
今後も,続けていきたい趣味の一つです。