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法曹と俳句


321209000181私は,「雲の峰」という結社に所属し,朝妻力先生の指導を受けて,俳句を学んでいます。

俳句は,季節の風物,行事などの勉強になりますし,何よりも,限られた語数で伝えたいことをいかに伝えるかということで,日本語の訓練になります。

私も,打合せのときには,できるだけ,長々と説明はせずに,「要するに,こういうことです。」,「端的に,こうなります。」というように,いかに短く,わかりやすく説明するかに,心を砕いています。

俳句の勉強も,こういう面では,仕事の役になっているかもしれません。

まだまだ未熟なため,いい句はなかなかできませんが,仕事に関連して私が作った俳句をいくつかご紹介します。

 

(春~夏)

独立の決意揺るがず初燕

水色のロゴに決まりて夏に入る

コメント:事務所独立のときの句で,少し前のことですが,思い出深いです。

(秋~冬)

厄年を開所祝の新走り

独立もはや一か月新生姜

尋問の資料揃ふる今朝の秋

難しき依頼のありて虫時雨

刑法の本かたづけておでん食ぶ

激論の合間のホットミルクかな

三日はや六法全書開きをり

 

仕事や法律のことでも,巧拙はともかくとして,このように見れば,それなりに俳句になっているようです。

詩にしてしまうと,自分を客観視しますので,ストレスが軽減されているような気がします。

今後も,続けていきたい趣味の一つです。