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「不祥事再発防止へ提言」

平成20年12月19日-京都新聞WebNewsより引用
「不祥事再発防止へ提言 福知山市外検討委、市長に報告」

  福知山市立市民病院の全面改築工事などをめぐる汚職事件を受けた「職員不祥事の再発防止に向けた組織・業務に関する外部検討委員会」は18日、提言をまとめ、松山正治市長に報告した。職員の意識向上を図る具体的方策や入札制度の透明化、外部、内部双方からの監視体制の徹底などを求めている。

■第三者監視委 設置も求める

 委員会は市が6月に設置し、元大阪地方検察庁検事の中村和洋弁護士を委員長に、行政や入札に詳しい4人の委員が検討してきた。

 提言では、事件の原因について「公務員倫理が徹底されず、職員が私的、公的関係を混同し、業者と不適切な関係を持ちやすい土壌があった」「入札や契約制度に不透明な点があり、職員間や外部からの監視が働いていなかった」と指摘した。

 その上で、職員に対しては「公務員倫理に関する定期的な研修の実施」を、入札・契約制度改革については、一般競争入札の拡大、指名理由の公表など透明性の確保、市長を除く複数の職員による最低制限価格の設定、担当部署外からのチェック、第三者による入札監視委員会の設置などを求めている。  

 中村委員長から「事件を忘れずに高い倫理観を醸成してほしい」と提言書を手渡された松山市長は「提言を早期に実行し、再発防止と市民の信頼回復に努めたい」と述べた。



実際に掲載されたニュースはコチラ
平成20年12月19日付 Yahooニュース(画像)
平成20年12月19日付 京都新聞WebNews(画像)
PDF(京都・毎日・読売・朝日・両丹日々新聞)
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